またもや間があいてしまいました。度々チェックしてくださってる方、申し訳ございません。
ひさびさの投稿なんですが、今日は泣く子も黙るマニアックな話題をひとつ。
空を飛び交う航空機。この航空機が使う無線の種類のひとつに、ACARS(エーカース)というものがあります。このACARSは、航空機と地上でデータのやり取りをする、いわゆるパケット通信のようなもので、このデータを受信機で受信し、パソコンに取り込むと、飛行機の便名、機体番号、飛行高度、行き先、現在地、現在温度、現在風速などの状態を把握することができます。
先日、これを手軽に家でできることを知り、これはおもしろそうだと早速机の引き出しから受信機を引っ張り出して、受信機とパソコンを接続。データ解析ソフトはフリーの「KG-ACARS」というソフトを使わせていただきました。
ACARSの周波数は国内線が131.25MHzで、国際線が131.45MHzを使用していますので、とりあえず国内線の周波数に受信機をセット。
スピーカーから「ピギャー、ピギャ」というデジタル音声が聞こえてきました。
しばらく待ってみると、解析ソフトに次々と機影がプロットされていきます。
受信開始から30分経過。主に羽田空港から飛び立った飛行機、又は羽田に向かう飛行機がプロットされているのがわかります。JL0137と書いてあるのが便名で日本航空137便という意味、そしてその下のFL230という表示は現在の高度が23000ftであることを示しています。
このような表示にすると、プロットされた航空機がどこからどこへ向かうのかが一目でわかります。
僕の住んでいるところは6階なので、西は静岡県の浜松付近、北は福島付近にいる航空機までのものが受信できるようです。
例えばこのJL3007便は成田発伊丹行き、機種がB777-300ERで機体番号がJA733J、現在29999ft・気温-25℃の中を飛行中で、231度方向から26ノットの風を受けていることがわかります。
もうひとつ。
このJL137便は羽田発伊丹行き、機種がB777-200で機体番号がJA8985、現在2297ft・気温-12℃の中を飛行中で、258度方向から23ノットの風を受けていることがわかります。
リアルタイムに動いていく機影を見てるだけのことですが、なんか航空管制のレーダーを見ているようなマニアックさがたまりません。興味ない人にとっては気持ち悪いと思われるかもしれませんが(笑)
興味がある方、ぜひお試しあれ!