毎度おなじみの親知らずネタです。
まだこの話続いてたんだ・・・ていう人、多いと思いますが、本日をもって親知らず治療の通院がひとまず終了しました。
厳密に言えば、アゴの痺れはまだ完治してないので、半年後にもう一回行かなければならないのですが、口腔内に関しての治療は、今日で終わりです。
思い起こせば去年の12月、抜歯できるかどうかの相談から始まりました。そこから手術を経て約半年。ようやくここまでこぎつけました。術後の経過が思ったより悪く、ちょっと大変でしたが、なんとか回復に向かってよかったです。
去年の12月から今日までの出来事を、時系列でまとめてみました。
----------------------------------------------------------------------
2008年12月
歯医者さんに紹介状を書いてもらい、近所の総合病院に行く。
そこで俺の厄介な親知らずが抜けるかどうかの相談をした結果、先生の判定は抜歯可能とのこと。ただし、顎部の太い神経と親知らずがかぶっているため、全身麻酔での抜歯を勧められる。俺はそれに承諾。
全身麻酔での抜歯は身体的に負担となるので、できる限り一度で手術を終わらせるために、左右の親知らずを一度の手術で抜いてもらう運びとなった。
手術前のレントゲン写真。
(赤丸部が親知らず)
2009年2月上旬
手術日が3月4日に決まり、一週間前後入院することも決まった。
手術の前に、左の親知らず付近に嚢胞があるため、その組織を一度検査に出したいということで、メスにて歯肉の一部を切り取られる。その日の夜から炎症による痛みと、発熱にやられダウン。次の日、会社に出社するものの、38℃ちょいの熱でとても働ける体調ではなく、即刻自宅へUターン。
この日は結局一日寝込むことになり、夕方くらいから解熱剤によってようやく復調。
つらかった記憶で、忘れられない節分となった。
2009年2月中旬
手術を2週間後に控え、全身麻酔に体が適応できるかどうかの検査を行う。
結果は問題なし。
いよいよ手術が近づいてきた。このころは毎日手術のことばかり考えていて、非常に不安な日々を送っていた。
2009年3月3日
いよいよ入院の日。
今までの人生で、いちばん憂鬱なひな祭りだった。
ま、男の俺にはあんま関係ないけど(笑)
2009年3月4日
午後1時半から手術が開始され、終わったのは3時半。
2時間の手術は無事終わり、俺の口内から忌々しい2本の親知らずがなくなった。
手術後のレントゲン写真。
親知らずがすっかりなくなっている。
カルテにファイルされていた手術記録。俺が全身麻酔中で眠りこけている間、実にテクニカルなことが行われていたようだ。
とても生々しい記録で、これを見ると眠らされていてよかったと思ってしまう・・・。
2009年3月8日
予定より早く退院となった。
しかしまだ顔はパンパンに腫れており、食べ物も固形物は食べれない状態。口もまともに開かずこの状態が数日間続くこととなる。空腹なのに食べれないというのは辛かった。
2009年3月下旬
術後2,3週間が経過した頃、左下の抜歯創付近からオッサン臭い汁が出始める。それが口臭となり、非常に不快な毎日を送ることとなった。病院で相談したところ、若干の感染をおこしているということで、追加で抗生物質を処方された。抗生物質の服用によって、いったんは落ち着くものの、すぐにまた口臭が出てしまう。
2009年4月中旬
腫れもほぼ引き、食べ物も普通に食べれるようになった上、歯磨きもまともにできるようになったのだが、どうもまだオッサン臭い口臭がおさまらなかった。
いつもどおり病院へ行き、詳細な診察をしてもらうと、抜歯後の空間に膿がたまっていることが判明した。すぐさま切開し、排嚢をうながされた。しかし、ようやくふさがった傷口をまた切り開いたショックは大きかった。本当に完治するのか不安になる。
2009年4月下旬
先日膿がたまったこともあり、短いスパンでの洗浄を余儀なくされた。この頃は2,3日に一度の通院をしなければならず、会社を有給で休むこともしばしばあった。
2009年5月
洗浄を続けているものの、またオッサン臭い口臭が出始めた。再度レントゲンを撮るがその写真から悪性の物体は見つからず、原因がよくわからない。この日、新しい抗生物質が処方された。「ジスマロック」という抗生物質で、3日間飲めば、7日間患部に効き目があるという薬だった。
これを飲んで改善しないようなら、もう一度切開して、原因を調べるといわれテンションが下がる。
しかし、このジスマロックが後に救世主となることに。
2009年6月上旬
ジスマロック服用後、オッサン臭い口臭はピタリと出なくなり、問題となっていた左下の抜歯創は急速に回復へ向かった。術後3ヶ月後のことであった。
2009年6月25日
前回の診察から約1ヶ月後の診察となった。
左下の抜歯創は、まだ小さい穴が残っているものの、化膿はなく順調に回復に向かっているとのこと。右下に関しては完治との診断を受けた。
そんなわけで、この日で口腔内の診察は終了となり、約半年間に渡る通院生活は終わった。
------------------------------------------------------------------------------------
こうして改めてまとめてみると、大変だった記憶が鮮明に思い出せます。
「たかが親知らずで入院?全身麻酔?」
いやいや、たかがではないですよ。親知らずは怖いです。ホントに。
もしも次に、また人間に生まれたなら、もう絶対にこんな経験はしたくないです。
・・・と、いうわけで。
これにて俺と親知らずの戦いに、終止符を打つとしよう。