あさって(3月9日)から伊豆へツーリングへ行く。今回は7人となかなかの大所帯。今見ごろを迎えている河津桜を見に行く1泊温泉ツーリングである。
ツーリング2日前ということで、とりあえずコンビニまでバイクの慣らしを兼ねて、夜に同じツーリングメンバーの4人で1kmほど離れたセブンまで超超プチツーリングに出かけた。
メンバーだが、まずは以前RMXでボヌボヌしていた山田。今はZRX1200に乗っている。そして上原。彼はSR400。さらには今回初参加の東峰。東峰はカワサキのエストレアだ。この3人+俺でセブンを目指すと3分くらいで着いた。
特に買うものもなく、帰ろうとし、再びみんなエンジンをかける。みんな快調な吹け上がりを見せる中、一人だけずっとセルを回し続けるヤツがいた。
エストレアの東峰である。
最初はみんな、ただ単にかかりが悪いだけだと思っていた。
しかしセルをいくらまわしてもかかる気配がない。
次第にバイク周辺がガソリン臭くなってきた。
「こりゃぁカブってるなぁ・・・」
と東峰が言う。
どうやらこのエストレア、数日前にキャブをオーバーホールしたばかりなのだが、カブり病が治らないらしい。しばらく待ってみてセルをまわしてみたが全然ダメ。
「よし、プラグを変えよう」
東峰が突然言った。
まじかよと思ったが彼は代えのプラグをなぜか持っていたのだ。
俺は一旦寮に戻り、ラチェットレンチを持って出直してきた。プラグをはずすと見事に真っ黒!これは厳しい状況だ。早速新しいプラグに替えて、再びセルを回す。
しかし闇夜に響くのは「キュルンキュルンキュルン」というむなしい響きだけ・・・。
東峰、相当落ち込んでしまった。
いや、しかしまだいける!とみんなで励まし、セブンの前で押しがけ敢行!
なーんか昔こんなことやったような気がするなぁ。RMXで・・・。という記憶が頭をよぎったが、そんな場合ではない。3人で交互に押す。一瞬「ブルン」ということはあったが、結局すぐエンスト。
「もうダメだ。押して帰ろう」
ということで、残った俺と上原と山田はハザードを出しながら、まるでマラソンの先導白バイのように東峰を援護しながら寮まで帰った。
ツーリングはあさってです。
いったいどうなってしまうのでしょうか・・・。
不安です。