どれくらい前だろう。
最後に冷凍庫を開けたの。
霜取りファンなんてついてない冷凍庫。
しばらく開けていない冷凍庫にはもちろん何が入っているかなんて覚えてない。
開けてみた。
バリッ
という音がした。
あきらかに冷凍庫をあけたときの音ではなかった。
チョコレートがおもいっきり引っかかっている。
霜に・・・。
すごい霜だ。氷がバラバラと下に落ちる。
あけなきゃよかったと後悔した。
ちなみにこのチョコレートの賞味期限。
2005年3月31日。
すでに8ヶ月が経過しようとしていた。まぁ冷凍されてるからたぶん食えるだろう。
チョコレートの奥におもしろい物体を見つけた。
最初なんだか全くわからなかった。
よくよく見るとパンだった。
過去をたどるとようやく思い出せた。
そういえば1年前に、食パンの耳を取って冷凍庫に入れた覚えがある。
きっと保存がきかない食パンを冷凍保存し、
おなかがすいたときに食べようという壮大な計画だったに違いない。
なんか捨てるのもあれなので、
とりあえず元に戻しておいた。
俺の冷凍庫に再び氷河期が訪れる・・・。