紅葉ツーリングレポート2日目です。
ゆうべは20時過ぎに寝たせいか、夜中変な時間に目が覚めてしまいました。そこから微妙に眠れなくなり、結局寝たのか寝てないのかよくわからないまま朝を迎えます。
まぁ、キャンプ初日っていつも寝れないので、しかたないんですけど。
朝6時、外が薄明るくなってきたのでシュラフから這い出て、とりあえず外の様子を伺います。
昨日の天気とうってかわってどんより曇り空。先日の予報では今日までなんとか晴れでもちこたえる予定だったのに、この分だともう今日の午後あたりから雨に降られそう・・・。
テントに戻ってケータイの天気予報をチェック。すると、今夜からあさってくらいまで雨の予報・・・。しかも今夜から明日朝にかけて、けっこうな雨になりそうです。
こりゃーきついわ。ほんと昨日の晴れ間は貴重だったんだなー。
今日は千葉から来るもう一人のメンバーである上原と、この戸隠キャンプ場で合流する予定になっています。そのため僕は今日もここで連泊予定。連泊だと荷物をバイクに積み直さなくていいのはラクチンです。
朝食に菓子パンとコーヒーをとり、ちょっとキャンプ場を散歩。昨日からいたファミリーキャンパーは一斉に撤収を進めています。2組いたバイクキャンプの人たちも今日帰るようです。
そりゃぁ今夜から天気崩れるのに、あえてキャンプしませんよねー。
今日帰るのがいちばんスマートですよ。
ところで今夜の宿泊ですが、こちらに向けて移動中の上原とメールで相談した結果、今夜は雨風共に強くなりそうなので、テント泊はやめてバンガロー泊にすることにしました。バンガローは一棟5000円します。この値段だと、一人なら絶対泊まりません。2人ならなんとか許容できるレベルです。
みなさんが撤収する中、僕は管理棟に行き、バンガローでもう一泊する旨を伝え受付を済ませました。
さて、時刻は10時をまわり、今までいたキャンパーはほとんど撤収してキャンプ場はガラーンとしました。僕はテントをたたみ、すべての荷物をバンガローに入れ、ちょっと戸隠観光へ行くことに。
ほとんど荷物を積んでいない軽くなったバイクに乗り、いざ出発!
今日行きたい場所は、鏡池と戸隠神社奥社です。まずはキャンプ場からバイクで10分くらい走ったところにある、鏡池に向かいます。
ところが鏡池は土日に限ってマイカー規制しており、シャトルバスでないと行けないことが判明。まるで上高地や乗鞍高原みたいだねー。
しかたなく、シャトルバスに乗るため戸隠スキー場の駐車場へ向かいます。
係員に誘導された先にバイクを停め、シャトルバス乗り場へ。
料金は500円。一日乗車券になっていて、今日一日は乗り放題です。どうやら鏡池直行というわけではなく、戸隠神社中社→鏡池→戸隠神社奥社入口→戸隠スキー場というように巡回してるバスのようです。
なるほど、それで乗り降り自由ってわけね。
ロクに下調べしないで来たので、全然勝手がわかりませんでした。
シャトルバスの出発までボーっとしてると、隣に座ったおばさんが戸隠観光のパンフレットをくれました。それを見て初めて戸隠の観光概要がつかめました。おばさんありがとう!
ちなみにもらったパンフは
コレ
10分後、お客さんをいっぱいに詰め込んだシャトルバスは出発。
さすがに日曜日は混んでるなー。
鏡池に続く山道は、バス1台がやっと通れるくらいの狭路。ぐねぐねとその道を進むと景色が開け、目の前に大きな池が現れました。バス内のお客さんから「おぉー!」と歓声があがります。
バスが鏡池の停留所に到着し、早速池のほとりへ。
もうここからでも池は見えますが、「鏡」っぷりを見れるところまで移動します。
これが鏡池です。恐ろしいまでに穏やかな水面は、正面の戸隠山の姿を完璧に映しだしています。
「鏡池」という名称に本当に納得出来る池でした。
しばらくいろんな角度から見たり写真を撮ったり。
写真も撮ってもらいました。
いや~ここは期待どおりの素晴らしい池だったなー。満足しているとバス停の方から、「まもなくシャトルバスが出発しま~す!」という声が聞こえ、ダッシュでバスに乗り込みました。
さて、お次は戸隠神社奥社へ向かいます。
かといってシャトルバスで奥社まで行けるわけではなく、バスで行けるのは「奥社入口」まで。そこから奥社までは徒歩で30分ほどとパンフレットに書かれていました。
けっこう歩くけど、まぁ今日は戸隠観光メインだし、いいかー。
奥社へ続く道へ入ります。
この時点で時刻は正午過ぎ。おなかがすいてきたので奥社へ行く前にそばでも食べたかったのですが、蕎麦屋は長蛇の列。とても待ってられないので、先に奥社を目指すことにしました。
まずはひたすらこんな道を進みます。
さすが話題のパワースポットだけあって、けっこうな人が奥社を目指していました。
15分ほど歩くと、こんな門が現れました。随神門という門だそうです。門の先には巨大な杉の木が延々続いているのがわかります。
というか、奥社まであと900mもあるのか・・・。
随神門をくぐると、先程から見えていた杉並木が広がります。
これが奥社参道杉並木だそうです。
まだまだ奥社らしき建物は見えません。こりゃあ往復はけっこう大変かも・・・。
それにしても本当に立派な杉並木です。
さわるとツルツルしていてサルスベリみたいな質感。
その杉並木を歩くこと10分。
平坦な道から急にキツイ登りになりました。
この階段がけっこうキツかったー。昨日白根山を登ってもなんともなかったのに、ここはけっこうこたえます。
あっというまに汗だく。上に羽織っていたものを一枚脱いで、さらに登ります。
今日は朝から菓子パンしか食べてないし、水ももたずにここへ来てしまったことに後悔・・・。
あ~腹へった~。
周りを見渡すと、けっこう休憩してる人が目立ちます。
「もっと若い頃に来ておけばよかったなぁ・・・」という誰かのつぶやきも聞こえてきました。パワースポットに行くのは大変なんだな~。
息を切らしながら、ようやく終点らしきところに到達しました。
でも見えるのは人の列のみで、奥社らしき建物が見えません。
まさかこの長蛇の列の先に、奥社があるわけじゃないよねぇ・・・?
嫌な予感がして、横から先回りして列の先へ行ってみました。
人の列が続いている先には・・・?
嫌な予感は大当たり。
列の先に奥社がありました。
この分だと参拝するのに1時間はかかりそうな感じ。
いや~これはキツイ・・・。並ぶのやだなー。
でもここまで苦労して登ってきて参拝しないで帰るか・・・という葛藤の末、今回は参拝を見送ることに。また戸隠ブームが落ち着いた頃に来ます。
さて・・・、帰りも来た道を引き返します。
というか人多すぎ・・・。
往路でけっこう疲れたせいか、帰りはずーっと下向いてダラダラ歩きました。
すると上原から電話があり、戸隠キャンプ場に到着したとのこと。
バンガローの鍵は僕が持っていたので、少々急ぎ足で奥社入口を目指します。
帰りもきっちり30分ほどかかり、ようやく戻ってきました。
時刻は2時半になり、空腹の限界。
さすがにもう蕎麦屋すいてるだろーと思ったら、まだ混んでました。
というわけで、すぐ食べられるコレが僕の昼食でした。
これがけっこう濃厚でおいしかったです。甘いソフトクリームが疲れた体に染み渡りました。
空腹感は満たされないけど、ひさびさに物を食べたので少し落ち着きました。
その後シャトルバスで戸隠スキー場へ戻り、停めてあったバイクに乗って戸隠キャンプ場へ戻りました。
キャンプ場へ戻り、バンガロー前で上原と合流。
彼は伊香保温泉から志賀高原を経由して、戸隠入りしたとのこと。今夜はこのバンガローで寝泊まりします。
とりあえず夕飯の買出しで、スーパーへ。その買出しの帰り、今まで曇りでもっていた空からついに雨が降り出しました。
その足でそのまま昨日行った神告げ温泉へ向かいます。
ポカポカあったまったのはいいのですが、キャンプ場へ戻るために濡れたヘルメットと、レインウェアを着なきゃいけないのは、不快この上ないです。
バンガローに戻ってきて、夕飯の準備を進めます。
今日のメニューは豚肉の水炊き。暖まりそうな鍋物です。ちなみにバンガローは暖房器具はもちろん、照明・寝具もありません。なので自前のライト類を設置して、なんとか明かりを確保します。
いい感じに煮えてきました。
白菜ともやしと豆腐、そして豚肉を味ぽんでいただく。これが最高にウマイです。
シメはラーメンで終了。ひさびさのまともな食事に大満足。
外はけっこうな雨になっているようで、バンガローの屋根にたたきつける雨音がコツコツとうるさいです。
今日テント泊にしなくてよかったー。
部屋の温度は14℃。鍋の暖かさと2人の体温とでだいぶ部屋があったかいです。これなら安心して眠れそう。
しばらくすると二人を睡魔が襲いだしたので、パパッと片付けてシュラフに潜り込みます。
ラジオの天気予報を聞くと、明日も雨。憂鬱です。
というわけで、この日は10時半に消灯。
雨音と共に眠りにつきました。
続く
本日の天気:
曇後
雨
本日の走行距離:55km
本日の走行ログは
コチラ