前編に続いて後編です。
追原庵という蕎麦屋で幻といわれた追原そばを食べ、おなかいっぱいになったところでさらに北上し、本日のメインポイントである布引高原へ向かいます。
まずは県道37号線でほどよいワインディングを楽しみつつ、羽鳥湖へ。
羽鳥湖高原という道の駅があったので、ここで水分補給がてら休憩。
休日の羽鳥湖周辺はなかなか賑わってました。
この辺から山田のZRX1200の、電装系の調子が悪くなってきました。彼はウインカーとテールランプをLED化しているのですが、どうもショートしているっぽく、頻繁にヒューズがとんでしまうようで、この羽鳥湖高原の道の駅でもジャンクションボックスを開けて、予備ヒューズと差し替えていました。
ツーリング中にバイクがトラブるのは避けたい事情だけに、彼は少しテンションが下がっていました。
道の駅から少し走ると、羽鳥ダムに到着です。青々とした湖がとてもきれいですが、実はココ、4年前に一度訪れていたんですねー。[
LINK]あのときは冷たい風と雨で、湖はキリでほとんど見えず、最悪な状態だったという記憶が鮮明に残っています。
晴れているとこんなにも爽やかな高原の湖だったんですね・・・(笑)
今回見事リベンジを果たしました。
ここでも山田はテールランプのヒューズが飛んでないかのチェック。
次回のツーリングまでに、恒久対策とらなきゃだねー。
さて、羽鳥湖を後にし、ほそーい峠道の県道235号で猪苗代湖方面へ向かいます。
のどかな田園風景の中を駆け抜けます。
それにしても山田はバイクに乗りながら写真を撮るのがうまいです。
県道235号から一旦R294に出て、細道に入るとそこが布引高原への入り口です。[
map]
マップルで見ると、県道235号からも布引高原へ続く道があるのですが、[
map]この道は現在通行止めになっていました。まぁ、例え通行可能でも、けっこう荒れた感じのダートだったので、ZZR1400で突っ込む気にはなれませんでしたが(笑)
布引山へ向かう途中で撮影。山の上に数基もの風車が見えます。下から見てもなかなか圧巻です。
これは想像以上にすごそうだと、期待に胸を膨らませ布引高原を目指します。
それにしてもこの布引高原、マップルを見ても詳しい情報は何もなし。
マイナーなスポットかと思いきや、かなりの数の車が布引山へ向かい列をなしています。知ってる人は知ってるんだなぁ~と、意外とメジャースポットだったことに驚きました。
そんだけ車がいて、さらに山道ってことは当然ノロノロ走行。
ほどよくイライラしながら、ついに布引山の頂上へ!
おぉ・・・、これはすごい!
ちょっとオーバーな表現かもしれないけど、北海道の美瑛に風車を置きまくったら、こんな感じになるんじゃないかってくらいの風景が広がっていました。
これだけまとまった数の風車、なかなか見ることができません。
全部で33基で、これは日本でも最大級のウインドファームだそうです。
この先に展望台があるらしく、行ってみることに。
その展望台から見た風景。
小高い展望台から眺めると、この風車の数の多さがよくわかります。
遠くには猪苗代湖も望めました。
さて、だいぶ風車の風景もおなかいっぱいになりましたが、まだ間近で風車を見ていないってことで、真下あたりまで行けるポイントを探しました。
展望台のあるところから少し奥に行ったところに、いいポイントを発見!
まさに真下まで寄れて、バイクと風車を一緒に写真におさめられる絶好ポイントでした。
風車の真下に行くと、ブレードが空を切る「シュイーン、シュイーン」という音が聞こえてきます。あとたまにモーター音らしき駆動音も。風向きによって自動的に向きやプロッペラピッチを変えてるんでしょうかねぇ。
バイクと風車を、より美しく、よりダイナミックな角度で写真におさめるため、路上に寝転がり奮闘する男たちの図。
もちろん僕もやりました。
灼熱のアスファルトの上に寝転がるのは熱いですが。いい写真を撮るためならば!
・・・はい、変態ですね。
3人とも、それぞれが納得いく写真が撮れ、全員満足でこの布引高原を後にしました。
いや~ここほんとオススメです。
さて、ぼちぼち帰路につくかーってことで、山を降りて東北道の郡山南ICを目指します。
・・・と、その前に。
郡山南IC近くの「のんびり湯」という温泉施設で、ひとっぷろ浴びてから帰ることに。
ここは大きめの露天風呂があるそうです。
汗でびちょびちょになった下着を脱ぎ捨て、いざ温泉へ!あ~明るいうちから露天風呂ってのは気持ちいいわー。
「若いのに温泉なんて入るんですねぇ~!」
露天風呂で地元の人とおぼしきおじいさんに話しかけられました。
その後も色んなことを語ってくださったんですが、東北弁+歯がほとんどない方で、3割くらいしか聞き取れませんでしたorz
いや、でも、・・・ありがとうおじいさん!
その後下着類を用意していた新しいものに着替え、休憩所で涼んで、さっぱりしたところで帰ります。
予定通り郡山南ICから東北道に乗り、磐越道、常磐道と乗り継いで成田に帰ります。
SRの上原の体力を考慮し、100km弱おきくらいにSAで休憩を取ります。
しかし、心配していた上原よりも、大型バイクに乗る山田の体力のほうが、限界に達するのが早かったようで・・・(笑)
あまりの眠気に耐えきれず、常磐道の中郷SAにて、「眠気消隊(ねむけしたい)」という飲料でドーピングをはかっていました。それをニヤニヤと見つめる上原。
さらにその1時間後、友部SAでも、「眠気消隊(ねむけしたい)」を飲む山田。本日2本目。どんけ眠いんだ(笑)
というか、こんな短時間に2本も飲んで、体に悪そう・・・。
さすがの上原も「ケツがシビシビする・・・」と疲れを隠せない様子。
福島はけっこう遠いねー。
そして9時半、無事に自宅に到着!
実に16時間に及ぶ日帰りツーリング終了です。
走行距離660kmでした。
でも、かかった高速代、2000円。なんかすげぇ違和感。
そんなわけで、これから訪れる秋のツーリングシーズンに向けて、いい準備運動になりました!
福島はまだ走りたいところがけっこうあるので、ぜひ今シーズン中にもう一度行きたいところ。
最後までお読みいただきありがとうございました。m(_ _)m
※今回のGPSログは
コチラ